昔のくらし(茶の間)

★炊いたお米の保存には、、、

お櫃(おひつ)…杉材製のご飯入れ。冬の寒い時期には、ご飯が冷めないように「稲わら」で作った「②飯びつ入れ」に「①お櫃」を入れて保温しました。

夏は炊いたご飯が腐りやすいので、お櫃を使わず、竹製の「飯かご」に入れ、井戸の上など涼しいところに置いて(ぶら下げて)いました。


★昔のアイロンは、、、

意外とアイロンの歴史は古く、紀元前2000年頃にはすでにあったそうです。

日本では、平安時代に、丸い器に炭火を入れ、その熱と重みで布のシワをのばす「火熨斗(ひのし)」が中国から伝わりました。

「こて」は、先の部分を火鉢に差し込んで熱してから、衣服に当ててシワをのばしました。

熱加減には気をつけないと、布が焦げてしまいますね。

このアイロンは、内部に炭火を入れ、今のアイロンのように使用しました。

内部には石綿が張ってあります。


★灯り、、、灯油ランプ

「明」この漢字の由来は、「日」=窓の象形+「月」=月明かり、つまり、窓から差し込む月の光から来ています。時代劇なんかでは、行灯(あんどん)とかで、さも、部屋全体を明るくしているように見せていますが、そんなの無理です。行灯に比べて「灯油ランプ」は明るくはなりましたが、それでも、明るいのは灯のともっている付近だけなので、竹筒の上にランプを乗せて効率よくしてました。下のランプは、朝ドラ「おちょやん」にも使われていました。

西宮市山口町郷土資料館

西宮市山口町の歴史、伝統文化・産業、民俗資料を展示する郷土資料館です。 この地域で出土した七世紀の土器、645年大化の改新の立役者・孝徳天皇が当地に行幸されたことに関わる資料とその再現装束(着用体験もできます)、秋祭りで繰り出される檀尻(だんじり)の実物展示、伝統産業・竹細工を詳細に解説、等々に加え、昔の民具・農機具・教科書・写真などを展示するコーナーでは、実際に触って使ってみる体験もできます。

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