展示品のルーツ

郷土資料館は、平成の初めに資料収集を行って完成していますが、昔の民具や農具、教科書などは、ほとんど整理することなく雑然と放置されていました。今回、これらを第5展示室として整備することになり、とにかく最初に疑問に思ったのは、「これらは一体どこから来たの? なぜ、整理もせずに放置していたの?」でした。

私(担当の岡です)は、旧山口小学校校舎(現在の山口センター)出身なので知らなかったのですが、旧校舎が火事で焼失して現在地に再建されたとき、民俗資料館が併設されていたのですね。現在は、うさぎ(?)小屋になってる付近です。おそらく郷土資料館ができるときに、小学校から持ち込まれた物だと思われます。ただ、ほこりまみれの上、何が何だか分からなくて、そのまま放置されていたと思われます。宮っこ・復刻版にその記事がありました。「民族→民俗」の間違いですが。

西宮市山口町郷土資料館

西宮市山口町の歴史、伝統文化・産業、民俗資料を展示する郷土資料館です。 この地域で出土した七世紀の土器、645年大化の改新の立役者・孝徳天皇が当地に行幸されたことに関わる資料とその再現装束(着用体験もできます)、秋祭りで繰り出される檀尻(だんじり)の実物展示、伝統産業・竹細工を詳細に解説、等々に加え、昔の民具・農機具・教科書・写真などを展示するコーナーでは、実際に触って使ってみる体験もできます。

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