昔のくらし(ちゃぶ台から)

「サザエさん」で登場する丸いちゃぶ台。今では見ることもなくなりましたが、大正から昭和にかけてのお茶の間を再現しています。NHKの朝ドラ(今なら、「おちょやん」)でも必ずと言っていいほど登場する民具です。

円形で折りたたみができる。それまでの一人用のお膳に代わって、明治20年頃より使用されるようになり、家族の団らんを象徴するシンボル。明治になって入ってきた西洋料理が「チャブチャブ」と呼ばれ、そこで用いられるテーブルを「チャブ台」と言ったことがその名の由来と言われています。

ここにある食器は大正時代のものです。

ちゃぶ台の真ん中にある四角い銅製の物は、炭を入れるコンロです。四角い箱のようになっている真ん中に炭を入れ、まわりに水を入れます。お銚子を入れてお燗ができるようにもなっています。

西宮市山口町郷土資料館

西宮市山口町の歴史、伝統文化・産業、民俗資料を展示する郷土資料館です。 この地域で出土した七世紀の土器、645年大化の改新の立役者・孝徳天皇が当地に行幸されたことに関わる資料とその再現装束(着用体験もできます)、秋祭りで繰り出される檀尻(だんじり)の実物展示、伝統産業・竹細工を詳細に解説、等々に加え、昔の民具・農機具・教科書・写真などを展示するコーナーでは、実際に触って使ってみる体験もできます。

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